中小企業診断士登録養成課程について

中小企業診断士登録養成課程とは

中小企業診断士養成課程とは、中小企業庁の示すガイドラインに基づいた「演習」と「実習」により構成されたカリキュラムを修了することにより、「2次試験の合格」及び「診断実習」が免除されるというものです。

本会が登録養成機関を目指した背景

従来は、中小企業大学校(東京校)だけが登録養成課程を開講できましたが、2005年8月に交付されました経済産業省令第79号により、中小企業診断士登録養成課程制度が、民間に開放されました。
しかし、養成課程を登録している機関は、関東に集中しており、兵庫から西では1つもありませんでした。働きながら養成課程を受講したい。九州でも養成課程を行って欲しいという要望もあり、本会で登録養成機関の認可を受けることを目指しました。

本登録養成課程の特長

登録養成課程修了後のサポート体制

独立を考えた場合に中小企業診断士としての登録後、スムーズに活躍の場を見つけることができず、能力を発揮できないケースもあります。
当協会の登録養成課程では、受講中に上の講師陣とのネットワークを構築できます。また、協会として登録間もない診断士の方のサポート体制も整備します。

「プロコンサルタント」中小企業診断士中心の講師陣

講師陣を実際に現場で活躍している、当協会所属の中小企業診断士中心に構成します。 実践的かつタイムリー、そして九州といった地域性も加味した講義を提供いたします。

受講者ご本人・派遣元企業様の負担軽減

当協会の養成課程は、JR博多駅近辺で開講予定ですので、受講者ご本人は業務に従事しながらの受講も可能です。
また企業派遣の場合も派遣元企業様も、東京等への従業員様派遣と比較して、費用面及び業務面での負担を軽減することが可能です。

実践性

講師陣を現役で活躍する中小企業診断士中心に構成し、実践的な講義を提供します。

多面性

成長ステージ毎の経営課題に対して、実践的に対応できる中小企業診断士を育成することで中小企業の成長、改善を支援し地域経済、地域社会に貢献します。

本会は経営革新等認定支援機関ですので、経営相談、事業計画の策定や専門家派遣等の企業の要望に応える事業を、登録養成課程と一体となって行います。

利便性

実施場所として、博多駅周辺を選定し九州・福岡で最も良好な交通アクセスを提供します。
平日夜間及び土曜日を開講日とし、働きながら養成課程を受講したいとの要望に最大限配慮します。

実施目的

養成したい中小企業診断士

経営全体を鳥瞰し、実践的なアドバイスのできる中小企業診断士

中小企業経営を鳥瞰し、問題発見・問題解決について、現場感覚に基づいた実践的なアドバイスを、主体的に行える中小企業診断士を養成します。

知的な貪欲さ、学習意欲を持った中小企業診断士

自らの専門領域を認識し、知識・スキルの継続的な学習を志向する中小企業診断士を養成します。

コミュニケーション能力の高い中小企業診断士

理論と実務の橋渡し役となり、ステークホルダーとのコミュニケーション能力、調整能力を発揮できる中小企業診断士を養成します。

地域経済に貢献できる中小企業診断士

創業支援、経営改善支援、再生支援など企業の成長ステージや小規模事業者などの企業特性を踏まえて、的確な支援施策を活用し、中小企業の持続的な発展を通じ地域経済に貢献できる中小企業診断士を養成します。

中小企業診断士に求められる基本能力

取得すべき能力と意識

現場感覚

中小企業の現状を的確に把握するとともに、中小企業経営の特性を踏まえて実践的な診断・助言ができるスキルの修得を図る。

戦略的思考力

分析力・論理力・構想力・統合力を磨き、中長期の競争優位を築くことができる経営戦略とそのための経営計画についてアドバイスできるスキルの修得を図る。

コミュニケーション能力

支援企業の診断・助言を行うにあたり、経営者及びステークホルダーから信頼を獲得しうるコミュニケーション能力の修得を図る。

貢献領域の認識

コンサルタントとしての価値を提供できる自分自身の貢献領域を明確に認識する。

知的好奇心

経営課題に対する理論的アプローチの方法論を基に、現実の問題に対し自ら問題を設定し、その解決に挑み、解決策を構築する必要性・重要性・面白味を認識する。

プロフェッショナリズム

経営コンサルタントとしての職業倫理、コンプライアンス意識を認識する。

養成すべき意識と能力

養成すべき能力

養成すべき能力としては、「現場感覚」、「戦略的思考力」、「コミュニケーション能力」を重視します。現場を重視した帰納的アプローチと戦略性を重視した演繹的アプローチの両者を踏まえるということです。カリキュラム構成、科目内容等においても留意します。

養成すべき意識

中小企業診断士として活躍するうえで重要となる意識として「貢献領域の認識」、「知的好奇心」、「プロフェショナルリズム」を重視します。実施カリキュラムを通して、これらの意識を醸成することを目的とします。